先日、ご夕食の準備をしている時に「もう1席お願いできますか?」

そのお席には一枚の写真と杯をひとつ「親父がここが大好きだったので」と …

 

祖父母がこの宿を始めて50年数年、僕がこの宿で働き始めて25年になったのだから

親子さんと来られていた幼児さんが立派に大人になられてお会いできるのと同じように

長年ご贔屓にしていただいた方とお会いできなくなることも多くなったようにも思う

 

そういったお客さんの歴史の一部にあり続けられた宿であったことを誇りに思い

この宿の歴史がそういったお客さんのおかげで成り立っていることを心に律して

一日一日を大切にお迎えしたいと思う